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第7話『キングコング 髑髏島の巨神』感想(書き手:オット)

オットです。
先日、オヨメと『キングコング 髑髏島の巨神』を観てきました。

観にいく前に、レビューをチェックし、高評価だったので安心して映画館に足を運びました。ウホッ。が、冒頭シーンでいきなり不安がよぎる。。

<以下、ネタばれあり>

米兵と日本兵がパラシュートで南太平洋のある島に落下。いきなり1対1で戦う。。米兵は銃で日本兵を攻撃、、日本兵も応戦、その時、シャッキーーン!日本兵がなんと日本刀で襲いかかる。ん?えーーー!?
日本刀持ったままパラシュートで?ん?えーーー!?その後、その二人が崖近くにて揉み合いになる。崖の向こうには島の景色が広がる。絶対来るやん!来るやん来るやん。。「ウガッー」って崖崩れる。コング登場!ほんまに来たー!しかも顔も出てもたぞー。うほっ!そこは手だけでええやん。顔出すの早いなぁ~(前作からの反省か)

という冒頭でした。不安ながらもまぁまだ冒頭だしと気を取り直す。が、その後もストーリーの浅さ、定まらない演出に私の心は失速していくのでした。

【失速ポイント】

①シリアスな映画にしたいのか、ポップな映画にしたいのかわからない、、どちらだとしても中途半端だった。。

②前半で結構死んだのに、残されたメンバーみんな落ち着きすぎだなぁ。もう少しパニックになる人多くてもいいのでは。なので全然ハラハラしなかった。。

③殺され方が雑すぎる。コングに潰されるか、突然出てくる生物にガッって襲われる死に方。そりゃ突然出てきたらビックリはするけど、、その突然ビックリ手法に頼りすぎ。

サミュエル・L・ジャクソン(パッカード)率いる部隊、んー、そもそもサミュエル・L・ジャクソンがなぁ。。髑髏島に行く前に部下との交流シーンがあるのだが、そこが浅くしか描けてないので、コングに対する復讐心が単なる異常にしか見えない。。復讐心に同情できない。。あと、サミュエルもそうだし、部隊のメンバーのキャラ付けというか、キャラ設定が浅くて誰一人感情移入できなかった。。なのに、変に感動させようとするシーンが所々に、、(チャップマンとコールのシーン)全然感動できずにただただサブかった。。

④主役のトム・ヒドルストンコンラッド)。最近好きな俳優で良い俳優(ドラマ;ナイトマネージャー良かったなぁ)と思うのだが、、使い方がもったいない。。元特殊空挺部隊隊員という凄さが全く伝わってこない演出、、どうせならサミュエルは前半でコングに殺されトムが部隊を代わりに率いた方が面白かったのではないかと思う。。もっとリーダーシップ感を出す演出にしてほしかったなぁ。。

⑤冒頭シーンで出てきた米兵が島で島民と一緒に生き残っているのだが、そもそもこの米兵いらない。。トムたちに、コングは島の守り神であることやスカル・クローラーの存在を教える役割があったとはいえ、ここは”気付き”の楽しさを奪っている。。トムたちが自ら、コングは敵ではない、守る側なんだということに気付く話にしてほしかったなぁ。あと生き残っていた米兵をジョン・C・ライリーが演じていたが、このキャラ設定いらないなぁ~変に明るくて拍子抜けした。。最後の家族再開シーンも全く感動しない。。。

キングコングと言えば、ヒロインですよね。ブリー・ラーソン演じる戦場カメラマンなのだが、、まずヒロインとコングの交流が浅い、、ヘリの下敷きになってるバッファローを助けようとしただけではなぁって感じ。ほんで、顔触って。そんだけで?あえて、今回はあっさりヒロイン路線を狙ったんだと思うが、ん~あまりにも浅い。なので、水の中からコングが助けるシーン、、もの足りないし、この関係性で助けるんかいって思ってしまった。。

ジョン・グッドマンの殺され方、、あまりにもあっさり、、ストロボたいてもてて、、笑

⑧BGM、、途中、変に明るい曲を使いすぎ、、いやわかるよ、その演出。。でもなぁ。。定まってないなぁ。

 

細かく言えばもっとあるのだが、、やめておきましょう~簡単に言うと、脚本が弱かったということですね。期待してただけにショックが大きかった、、オヨメはシナリオの浅さからか、5周ほど回って逆に笑っていました。笑 3Dや4DXで見たら少しは楽しめたのでしょうか。。次のキングコングに期待するしかありませぬな。ウホッーーー!